今回は、フードプリンターの費用相場や補助金について解説します。お店でフードプリンターを使用して、ケーキなどのプレートにデコレーションしたいと考えている方もいるでしょう。フードプリンターは、パソコンの知識さえあれば使用できる画期的なアイテムです。本記事では、フードプリンターの費用相場や補助金について解説します。
フードプリンターの価格相場
フードプリンターには、種類があることをご存じでしょうか。用途によって価格相場も変わってきます。フードプリンターの価格相場について紹介します。
個人向けフードプリンター
フードプリンターを家庭内で使用したい方もいるでしょう。子どもの誕生日やお祝いごとにフードプリンターを使用してケーキをデコレーションすることで子どもにも喜ばれます。
個人向けフードプリンターは、可食シートに印刷する簡易的な造りになるため、家庭でも導入しやすい価格といえます。価格は一般的に4万円台のものから、14万円のものまで価格に幅があります。
店舗向けフードプリンター
店舗向けプリンターは、家庭向けのものと比べると価格が高くなります。家庭のものとは、性能も大きく異なるため29万円台のものから販売されているでしょう。また、高額なものになれば160万円台になるものもあります。これは、機械のスペックや細かい造りが異なるためです。
工場用フードプリンター
工場用フードプリンターは、工場のラインに組み込んで使用するタイプが一般的になります。このため、価格も高額になりますが、おおまかな目安として1,000万円台くらいになることを想定しておくと安心です。
工場でフードプリンターを使用する際は、インクの種類によっても価格が異なることを知っておく必要があります。一般的には、天然色素インクの方が合成色素インクよりも高額になるでしょう。
フードプリンター導入に活用できる補助金
お店でフードプリンターの使用を検討されている方は、なるべく金額を抑えるために補助金を活用することをおすすめします。フードプリンター導入に活用できる補助金について紹介します。
小規模事業者持続化補助金
小規模事業者持続化補助金は、商工会議所の管轄地域内で事業を営む小規模事業者や一定の要件を満たした特定非営利活動法人が申請できる補助金です。
このため、商工会議所の支援を受けながら実施する取り組みが対象となり、フードプリンターであれば機械装置等維持費として申請できるでしょう。また、補助を受けるには従業員5名以下・製造業なら20名以下という決まりがあるため、申請する際は注意しましょう。
ものづくり補助金
ものづくり補助金は、独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営している補助金です。すでに創業している事業所が対象となり、一般型・グローバル展開型・ビジネスモデル構築型の事業所が対象です。
また、製造業に限らずさまざまな業種が申請可能となります。たとえば、新製品の商品開発やサービス開発・提供方式の導入が支援対象となります。
補助金申請に際して注意すべき点
補助金をうまく活用する方法として、最新情報をこまめにチェックしましょう。補助金は年間スケジュールで申請制限が設けられるほか、補正予算によって途中で公募される可能性もあります。
また、申請には審査項目を意識して事業計画書を作成する必要があります。技術面や事業化面・政策面で審査が通る計画ができるかどうかも、補助金申請をする上で大切になってくるでしょう。もし、不明な点があれば商工会議所に相談しながら策定すると審査がとおりやすくなります。
まとめ
今回は、フードプリンターの費用相場や補助金について解説しました。一昔前は、手でプレートなどにデコレーションしていましたが、近年は大量生産可能なフードプリンターを取り扱うお店も増えています。フードプリンターをうまく活用すれば、お店の売り上げアップにもつながるでしょう。また、導入を迷っている方は、補助金をうまく活用してフードプリンターを導入することをおすすめします。本記事が、フードプリンターの導入を検討されている方の参考になれば幸いです。