和菓子のお饅頭やどら焼き、パン、クッキーなどに、企業ロゴやキャラクター、季節のモチーフをあしらう際、昔ながらの「焼印(焼きごて)」を使用しているメーカー様・店舗様は多いのではないでしょうか。
しかし、従来の焼印には「デザインごとに数万円の金型を作るコストがかかる」「発注から納品まで時間がかかる」「職人の感覚に依存し、焦げムラや食品へのダメージが出やすい」といった悩みがつきものです。
近年、これらの課題を一挙に解決する手段として、フードプリンターの活用が注目されています。特に、カカオ豆由来の「可食ブラウンインク」を使用すれば、まるで本物の焼印を押したような自然な風合いを、デジタルデータから即座にプリントすることが可能です。
本記事では、焼印の代替としてフードプリンターを導入するメリットや、実際の活用事例について詳しくご紹介します。
CONTENTS
フードプリンターOEMとしての実績多数!株式会社ピーエムティー
株式会社ピーエムティーは、フードプリンターの自社開発からOEM製造まで、豊富な実績を持つ専門メーカーです。
同社のフードプリンターの最大の強みは、一般的な合成着色料インクに加えて、ウコンやクチナシ、そしてカカオ豆などを原料とした「天然着色料インク」にも対応している点です。消費者の健康志向が高まる中、食の安全・安心を損なうことなく、商品の付加価値を高めることができます。
また、ワンパス方式(シングルパス方式)を採用しているため印刷スピードが速く、卓上の小ロット印刷から工場での大量生産ラインまで、現場のニーズに合わせた機種を豊富にラインアップしています。
現場のリアルな声!食品製造における「焼印」の最大の悩みとは?
おまんじゅうやパンなどに何気なくあしらわれた「焼印(焼きごて)」は、ブランディング効果や認知度の向上にもつながり、また品質や高級感の演出などに役立ちます。あればうれしい焼印ですが、このひと手間のためにデメリットも生じている様子。いったいどんな不満や課題が潜んでいるのか、今回アンケート調査を実施しましたので、参考になさってください。
■調査目的:フードプリンターメーカーに関するアンケート
■調査対象:男女
■調査地域:日本全国
■調査方法:アンケートツール「ボイスノート」によるネットリサーチ
■有効回答数:500サンプル
■実施期間:2026年8月8日~8月14日

アンケート結果から、焼印によるロゴ印字には、現場ごとにさまざまな課題があることが分かりました。もっとも多かったのは「特に不満・課題はない」の28%でしたが、一方で「手作業のため、焦げムラや押しミス(ロス)が発生する」が17%「デザインごとに金型(版)を作るコストが高い」が16%と、焼印の品質やコストに関する悩みも目立ちます。さらに「商品が傷んだり潰れたりする」が12%で「温度管理など職人の感覚が必要で、誰にでも任せられない」が10%。そして「金型の納期が長い」が10%と続きました。
焼印は和菓子やパン、焼き菓子などにオリジナリティを加えられる一方、手作業ならではの仕上がりのばらつきやロス、職人の経験への依存が課題になりやすいと考えられます。また、商品やデザインが増えるほど金型の製作・保管にかかる負担も無視できません。
こうした課題の解決策として検討したいのが、ブラウンインクに対応したフードプリンターです。焼印のようなロゴ印字を、金型を使わずにデジタルデータから行えるため、押しミスや商品への負担、金型製作・保管といった課題の軽減が期待できるでしょう。
なかでも、食品への印字に適した機種を扱う株式会社ピーエムティーの「HSP-710R/HSP-710R-W」は、焼印に代わる印字方法を検討する食品製造現場に適した選択肢のひとつです。アンケートで明らかになった現場の負担を踏まえ、フードプリンター メーカーを比較する際は、こうした課題をどこまで解消できるかという視点で選ぶことを重視してください。
製造コストや失敗ロス…課題の多い焼印事情
実際に食品製造の現場では、焼印を使ったロゴやデザインの印字にさまざまな負担が生じています。特に大きな課題となりやすいのが、デザインごとに必要となる金型の製作コストです。季節限定の商品や企業ごとのオリジナルデザインなど、印字する種類が増えるほど金型代がかさみ、保管スペースや管理の手間も増えてしまうでしょう。
また、焼印は職人やスタッフがひとつずつ手作業で押す必要があるため、焦げムラや押し位置のズレ、食品を傷めることによるロスが発生するケースもあります。さらに、焼きごての温度管理には経験や技術が求められ、作業者によって仕上がりに差が出やすい点も見逃せません。
こうした「コスト」「手作業によるロス」「仕上がりのばらつき」といった課題をまとめて解消する方法として注目されているのが、フードプリンターです。デザインデータを切り替えるだけで印字できるため、従来のようにデザインごとの金型を用意する必要がありません。
さらに、食品に直接触れない非接触印刷によって、焼印による潰れや焦げムラを抑えながら、安定した仕上がりを実現できます。なかでもブラウンインクを使用すれば、焼き色を思わせる自然な色合いで、焼印ならではの温かみのある風合いを表現できるでしょう。
このように焼印のよさを残しながら、現場の負担を大幅に減らせる画期的な方法がフードプリンターなのです。
金型不要でコストダウン!焼印代替としての活用事例
カカオ豆由来の天然着色料であるブラウンインクを使用すれば、和菓子の定番である「焼印」のような表現を、デジタルデータから直接プリントすることが可能です。実際の和菓子へのプリント例をご紹介します。
活用事例1:最中(もなか)への繊細なプリント

朝顔や金魚・花火、蓮の花など、季節感あふれる精細なイラストを最中の皮にプリントした例です。
最中のような割れやすくデリケートな素材に対しても、食品に直接触れない非接触のインクジェット印刷であれば、押し潰したり割ってしまったりする心配がありません。また、従来の物理的な焼印では表現が難しい「線の強弱」や「細かな模様」「グラデーション」なども、データ通りにくっきりと印字できます。
活用事例2:お饅頭(まんじゅう)へのワンポイントプリント

ふっくらとしたお饅頭の表面に、トンボや花の模様をプリントした例です。
インクの吐出速度が速いプリンターを使用するため、お饅頭のように曲面であったり、表面に多少の高低差があるお菓子に対してもプリントが可能です。高温のコテを押し当てる必要がないため、熱による食品へのダメージや、手作業による焦げムラを防ぎ、常に均一で自然な焼き色のような風合いを再現できます。
データ変更だけで多品種の印字が可能に
これらのプリントはすべてパソコン上の画像データから印刷されているため、デザインごとに専用の金型(版)を作成する必要がありません。
「季節限定の絵柄」「企業ごとのオリジナルロゴ」「複数種類のキャラクター」などであっても、データを切り替えるだけで即座にプリントできるため、金型代をかけることなく手軽にバリエーションを増やすことが可能です。
焼印風プリントを実現する「ブラウンインク」とおすすめ機種
これらの柔軟な印刷表現は、株式会社ピーエムティーの専用インクとフードプリンターによって実現されています。
■ カカオ豆由来の「ブラウンインク」の特長
チョコレートやココアの原材料であるカカオ豆を使用した天然着色料インクです。合成着色料を使わずに、焼き色に近い自然な色合いを表現できるため、和洋問わずどんな食品にも違和感なく馴染みます。 ※ピーエムティーのフードプリンター全機種で搭載可能(ブラウンインク使用時はCMYインクは使用できません)。
■ このプリントを可能にするフードプリンターをご紹介!
これらの精細なデザインは、株式会社ピーエムティーの「DTP-300C-W」によって実現されています。
DTP-300C-Wの特長
・ホワイトインク搭載で濃色チョコでも鮮明なプリントが可能
・ワンパス印刷方式により、最大20m/分という高速印刷を実現
・コンパクトな卓上型(60 cm × 58 cm × 58 cm)で、省スペースかつ既存ラインへの組み込みも容易
・タッチパネル操作やUSBインポートなど、現場で使いやすい設計
ホワイトインクがあることで、ダークチョコや色の濃い素材でもデザインをしっかりと表現でき、印刷の自由度が格段に広がります。
株式会社ピーエムティーの製品情報
- 高速フードプリンター
(大量生産向き) - 卓上フードプリンター
(中量生産向き)
| 製品名 | 高速フードプリンター |
|---|---|
| 型式 | HSP-710R HSP-710R-W(ホワイトインク対応) |
| イメージ |
引用元:https://pm-t.com/products/hsp-710r-w/ |
| この製品のおすすめポイント | 小型筐体と高速印刷で既存ラインへの導入もスムーズ! |
| 外寸 | W745 × D545 × H1,400mm |
| 重量 | 200kg |
| 印刷方式 | ワンパス式 |
| 印刷速度 | 最大45m/分対応(可変) |
| 製造元HP |
| 製品名 | 卓上型ワンパス式フードプリンター |
|---|---|
| 型式 | DTP-300C DTP-300C-W(ホワイトインク対応) |
| イメージ |
引用元:https://pm-t.com/products/dtp-300c-w/ |
| この製品のおすすめポイント | 小さな設置面積とワンパス式による高速印刷が特長! |
| 外寸 | W600 × D580 × H580mm |
| 重量 | 45kg |
| 印刷方式 | ワンパス(シングルパス)方式 |
| 印刷速度 | 最大20m/分(可変対応) |
| 製造元HP |
導入前に押さえておきたい3つのポイント
実際に焼印の代替としてフードプリンターの導入を検討する際は、以下のポイントを確認しましょう。
1. 印刷可能な食品の表面状態を確認する
食品の表面の凹凸が極端に激しいものや、粉(打ち粉など)が大量に吹いているものは、インクが定着しづらい場合があります。事前にメーカーへ印刷テストを依頼し、適したインク量やヘッドの高さを確認することが大切です。
2. 天然着色料の特性を理解する
ブラウンインクはカカオ豆由来の天然着色料です。自然な発色と安全性が魅力ですが、合成着色料に比べると光や熱に敏感な側面があります。商品の陳列環境やパッケージ(遮光性など)を考慮しておくと安心です。
3. 多品種生産に向けたデータ管理の仕組みづくり
「金型不要」のメリットを最大限に活かすためには、パソコンでのデザインデータ管理が鍵となります。季節デザインや顧客ごとのロゴデータをフォルダ分けして整理しておくことで、現場のスタッフでも迷わずスムーズに印刷の切り替えができるようになります。
まとめ
和菓子やパン、クッキーなどへの「焼印」をフードプリンター(ブラウンインク)に置き換えることは、単なる作業のデジタル化にとどまりません。
「金型代の削減」「納期の圧倒的な短縮」、そして「小ロット・多デザインへの対応」という、現代の消費者ニーズにマッチした柔軟な商品展開を可能にします。さらに、カカオ豆由来の天然着色料を使用することで、食の安全・安心を重視するお客様にも自信を持って提供できます。
新しい付加価値を生み出し、他社との差別化を図るツールとして、ぜひブラウンインク対応のフードプリンターを検討してみてはいかがでしょうか。



